東京藝術大学附属高校 実技試験

 来春に受験を控えている高校三年生の生徒を連れて上京。

初めて東京芸大附属高校の実技試験を聴きに行った。


高校三年生の実技試験。

1学年12人しかいない。


1人目の、試験とは思えない堂々とした演奏に度肝を抜かれた。

スゴいとしか言いようがない。

本当に高校生か。

いや、制服を着ているから高校生だろう。

なんと制服の似合わない演奏をすることだろう。


そして、1人目の子がが特別にスゴいのかと思っていたら、次の子も、そのまた次の子も。

結局スゴいのは12人全員だった。


日本の高校三年生のトップといっても過言ではない子達の演奏。

今の日本の若い子達の才能はこんななのかと、ただただ驚嘆した一日だった。


12人の才能と、成熟さと、集中力を感じられて、同じピアノをやってるものとして、また同じ日本人として嬉しい一日でもあった。