演奏会

大好きないずみホールで、大好きなピアニストであり、人間としても尊敬する中野慶理先生のリサイタルがあった。


この世のものとは思えない、研ぎ澄まされ、それでいて柔らかい美しい音色。


そして、どんな人の感性をも惹き付けて離さない音楽性と構成力。


頭で弾いているのではない。

かと言って感じるままに弾いているのでもない。


何だろう。

この世界。


桁外れの才能と頭の良さ。

そしてそれだけでは表現出来ない独自の世界。


一度足を運んだ人は、ほぼ間違いなくリビーターになるのではないだろうか。


今夜はオールスクリャービン。


ずっとずっと浸っていたかった。