大阪音楽大学にて脳科学者の澤口俊之さんの講演があり、出向いて行った。
澤口さんは常日頃から
「習い事はピアノだけでいい」
と豪語されている。
そしてそのような本も出版されている。
それほど「ピアノのお稽古と脳の発達」を研究されていて、そしてそれはかなり確かな成果として発表されている。
今日の講演も、
「ピアノが脳に良いのは知っていたがそれほどまで.....」
というような内容であった。
簡単に言うと
「ピアノを練習すること」
は脳の前頭葉を著しく発達させ、それは当然「一般知能」も発達させることになり、集中力も養えることから、結果、
「頭が良くなる」
「お勉強ができる」
ことに繋がると。
実際、東大生によるアンケート結果によると、47%の学生がピアノを習ったことがあるらしい。
そしてそのような様々な研究結果による
「ピアノの練習」による成果が上げられていることから、某有名私立中学校ではなんと授業の中に「ピアノの時間」を組み入れたらしい。
そうすると、格段に生徒の成績がアップしたというのだ。
私たちピアノ講師は、ピアノを習っている生徒がどれほどお勉強も出来るかを知っている。
いつも
「ピアノを習っているからお勉強ができるのか、お勉強ができるからピアノが弾けるのか、どっちかしらね?」
と、講師仲間で言い合っているほどだ。
澤口さんのお話を聞いて、本当に心の底から合点がいった。
「ピアノが上手くなるため」だけではなく、「脳の発達」のためのピアノ。
ぜひ、お子さんからご年配の方々皆さんに試していただきたい。