読売交響楽団が和歌山に

ものすごく珍しく、東京の読売交響楽団が和歌山に来た。


シンフォニーはベートーベン「運命」。

ピアノ協奏曲はモーツァルト。


ピアノは仲道郁代さん。

そして指揮は川瀬賢太郎さん。


この川瀬賢太郎さんの指揮が素晴らしかった。


何だろう。

今まで感動した指揮はたくさんあったし、一時は「サドラー」と呼ばれていいほど佐渡裕さんが好きだったが、久しぶりの感動であった。


読売交響楽団も確かにクオリティは高いのだろうが、とにかく指揮から目が離せなかったし、指揮を見ていると次にどんな音が出てくるのが分かったし、その通りに出てくるのがまたものすごく気持ち良かった。


オーケストラも指揮も両方素晴らしいとき、本当に心が震える。


ただでさえ、オーケストラのあの迫力だ。

そこに、指揮の熱い思いが加わる。

それを、目と耳両方で感じ取れる。


8歳の娘も、ずっと食い入るように見入っていた。


和歌山で聞けて良かった。